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プロフィール
UTMB哲
2011年7月時点で 3キロを走れなかったマラソン初心者が
2011年12月にフルマラソンを完走し、
2013年1月に100kmマラソンを完走するまでのトレーニング記録を
すべて綴ったブログです。
現在、160kmマラソン完走に向けてトレーニングをしています。
てぃーだブログ › マラソン初心者が160キロ マラソンを完走するまでの記録 › マラソン大会の作り方 その3

マラソン大会の作り方 その3

2014年01月18日

前回、前々回のレポを見てない方は
こちらから見てね。


マラソン大会の作り方

マラソン大会の作り方 その2


「神流マウンテンラン&ウォーク」の紹介をされた後
UTMFの話もされたのですが途中でタイムアップとなりました。


つづいて

「IZU TRAIL Journey(伊豆トレイルジャーニー)」という伊豆半島を舞台にした
75kmのトレイルランニング大会の総合プロデューサーである千葉達雄さんの講演です。


かつて伊豆半島を舞台にした「Izu アドベンチャーレース」という大会があった
日本トップクラスのアドベンチャーレースだったが2005年に終了してしまった。

レースを支えた地域住民の高齢化、
毎年変わるコースで関係各所に許可を取る負担
参加者300人に対し、ボランティア300人という小さな大会で
経済効果や地域住民の意識を高められなかった事が原因だと思われる。

しかしながら伊豆でレースをしたいという思いがあった。
アドベンチャーレースがしたかったが
昨今のトレイルランニングブーム。この競技なら地域の意識を高められるかもしれない。

なぜ地域の意識を高めたいのか。

今、意地は人口が減っており、経済効果も少なく
南伊豆や北伊豆といった住民の意識も強く一つにまとまらない。

経済効果を増やし、住民の意識をまとめる事が出来ないか。
新しい伊豆の旅を創造したく「IZU TRAIL Journey」を企画した。

参加者は1,500人にした。
自然保護の観点からこれだけの人数を走らせるのはどうかと思ったが
参加者を300人にするとアドベンチャーレースに戻ってしまうとの懸念があった。

距離は70km。
トレイルランニングの大会で最も有名なハセツネCUPの距離を意識した。

参加費は17,000円。
行政の補助金やスポンサーの資金を殆どいただけない状況につき
この値段になった。「ボッタクリだ!」と参加者からご指摘をいただいた。
行政からも「17,000円払って70km走る変態がいるわけない!」とご指摘を頂いた。
しかしながら受付翌日には1,500人の参加枠は埋まった。

こうして出来上がった伊豆の旅。
町から町へと移動するルートにした。
国立公園を通るルートはランナーのバラける後半に置いた。

それでも困難はあった。
この企画は諸事情により3月じゃないと出来ない。
3月の伊豆は天気の不安定な時期。
氷点下になることもあれば暑くなることもある。
そこで備品チェックを厳しくした。
レインウェアを持たずウィンドブレーカーでチェックを潜り抜けようとした
ランナーからクレームを頂いたりもしたが結果的には

大会時の経済効果は18,940万円。税収が1,420万円。
広告費は2,662万円。
(経済効果の算出方法:ランナーの宿泊費や電車賃、食事費用を含めた
 この大会を通じて伊豆に落としていった金額との事)

こうして弾き出した金額は行政からの補助金をいただける礎になる。
実際、第1回大会では補助金を頂くのに議会から多くの反対意見が出たが
2回目からは反対意見の声は減った。



以上 伊豆トレイルジャーニーの総合プロデューサーの講演のメモ内容です。
国立公園を走るための許可申請の難しさも話してくださったのですが
それは別の機会にブログにアップします。

当内容は「Dogs or Caravan」というトレイルランニング情報サイトでも
過去に紹介された事があるので そちらと併せて見るとより知識が深まると思います。


トレイルランニングの話ばっかですが
マラソン大会の作り方は、、、、その10ぐらいから始める予定です(笑)。







Posted by UTMB哲 at 22:56│Comments(0)
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